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今日、11月14日は「世界糖尿病Day」。インスリンを発見したカナダの医学博士の誕生日にちなんで、毎年この日を世界的に糖尿病という病気を啓蒙する日として国連が認定しています。
ブルーサークルがそのシンボルとなり、また世界各国で一斉に建物などのブルーライトアップが行われます。
院長の出身、岐阜大学のある岐阜市では、以前からこの日に合わせて金華山頂の岐阜城がブルーにライトアップさえ、それはそれは幻想的なんですよ!ぜひこの時期に立ち寄る機会があればご覧あれ!
なぜこのような啓蒙活動が世界的に行われるのか。。。。
サブタイトルにも書いたように、世界で6秒に1人が糖尿病によって命を落としていると言われるほど、怖い病気であるからです。もっと詳細に言えば、怖い病気を引き起こす元になるんです。
糖尿病の怖さ=糖尿病からの合併症の怖さ だと常々患者さんには話しています。
普段、糖尿病患者さんたちは特別な症状を感じない方がほとんどです。糖尿病という病気は、その無症状さをいいことに、患者さんの体を気付かれないうちに少しずつ蝕み、5年、10年、20年となったときに本当の怖い顔を表す、そんな質の悪い病気なんです。
言葉を換えれば、きちんと糖尿病であることを知り、日々意識して上手に付き合うことで糖尿病に勝手なことをさせないようコントロールし、20年後のその方の人生を豊かなものとして楽しんでもらうことも可能な病気なんです。
無症状だから怖いんです。無症状だから健診でひっかかってもつい目先の忙しさや、どこかめんどくさい気持ちに揺らいでしまい放置されてしまうこともあると思います。
この日を機に、ぜひ心当たりのある方はかかりつけのクリニックや病院にご相談されてはいかがでしょう。人生はそんな一歩のきっかけで変わるのかもしれませんね。