いつも院長ブログをご覧いただきありがとうございます。
あっという間に8月も終わりとなりました。本日のプチドライブでは農家さんも稲刈り準備をされてみえたり、すでに済まされているところも。しっかり秋の始まりを感じれる時間でした。
まだまだ暑さは続くようですが、季節の移り変わりでの体調変化には十分ご注意くださいませ。
いっぽう前回ブログでもお伝えした通り、お盆明けから現在まで市内の新型コロナウイルス感染はコロナ禍始まって一番と思える流行となっています。テント診療は終了し、時間は分けながらも室内で検査も行い子供さんの飛沫を浴びまくっている院長ですので、早晩自身も罹るものと覚悟しながら毎日を過ごしています。急な休診があるようならお察しください💦。
さて、今回ブログのメイン!以前ここでも触れたこともある子宮頸がんワクチンについてです。院長自身の子供にも最近ようやく接種をしましたのでこのタイミングであらためまして。
実際同年代の子供さんをもつ親御さんからワクチンの安全性についての質問も多く頂くこともあり、今一度その有効性や安全性について正しく知っていただき、女児を持つ親御さんや何よりその子供さん自身が将来つらい思いをされないよう、重要な選択肢であることを考えていただきたいと思います。
様々ながんが存在しますが、子宮頸がんは最も予防しやすいがんであることが知られています。ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染がその発症に大きく関与しており、その感染予防をすればこのがんの発症を大きく防ぐことができる、シンプルなことです。 例えるならば皆さんも最近は聞きなじみのある胃がんとピロリ菌との関係にも似ています。日本人の胃がん発症にはピロリ菌感染が大きく関与しており、ピロリ菌を持っている方は除菌することにより将来の胃がん発症リスクを大きく減少することにつながります。院長も過去にピロリ菌除菌はしていますし、皆さんの中でも経験の方も多いのではないでしょうか。
HPV感染予防とこのピロリ菌除菌の話、同じ微生物への対応ががんのリスクを下げることにつながるという面では同じですが、大きく異なることがあります。お気づきの方も多いと思いますが、
胃がん予防におけるピロリ菌除菌: 感染後に除菌している!
子宮頸がん予防におけるHPV感染予防:感染前に予防対処している!
どちらががん予防効果が高いか、考えてみてくださいませ。
もちろん、ワクチン接種によって起こりうる副反応に関して正しく知ることも重要です。
詳細は下記の日本産科婦人科学会のページをご覧くださいませ。もう一つのリンクは製薬メーカーのサイトですけど、コミックムービー形式での説明もあります! また昨年春に関西TVさんで放送された関連ニュースのYoutubeも大変参考になります。
子供さん、またお孫さんの健康は何より大切なことと思います。特に過去まだエビデンスが少ないころに副反応の一部が大きくマスコミに取り上げられたワクチンであり、接種に前向きになれない方も多いかもしれません。ただ、接種される本人に子宮頸がんについて興味をもってもらい自身で考えてもらえる機会になればと思いブログにしています。最近のワクチンはカバーするウイルス範囲も広く、また15歳未満に初回接種をされると計2回の接種で済むことが良いところです。
ワクチン接種を強要するつもりは毛頭ありませんm(__)m。
そんなワクチンあるの知らなかった・・・知っていれば考えたのに・・・そういう子供さんが少しでも減るようにとの思いです。
世界の先進国では当たり前となっているワクチンであり、何より院長自身わが子に接種を勧めたものであることも接種を悩まれている皆さんの参考になればと ^^) 。
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